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2020.07.24     カテゴリ:  日々 ordinary days 

   気になる虫

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2020.6

大学時代からずっと仲の良い先輩にライティング技術を伝授していた日に久々に発見。雄は何年振りだろうか。。
クチキクシヒゲムシという生態が未だ解明されていない甲虫で雌は
こちら

さて、久々の更新となったわけですが遠征はにっちもさっちもいかない状況が続いているため、現場仕事の合間に家に帰って来たらツルグレン抽出した土壌動物をひたすら自宅で撮影という日々でした。
進捗はやはり良くないですが…苦笑
以前記事に書いた9月頃に出るという本ですが、書影が出ましたのでお知らせします。

偕成社 『がろあむし』

Amazonでも予約が始まっていました。


2年前から舘野さんと取材を続けてきてやっと出版が見えてきました。(舘野さんはなんと10年前から…!)
僕は現地での土壌動物探しと写真撮影(舘野さんの写真も)を担当しました。絵本の内容はさることながらその描き込みもものすごいです。
内容については偕成社さんの紹介を見て頂きたいのですが、舘野さんの自然に対する思いや考えがフツフツとにじみ出ていていろいろと考えさせられました。特にここ数十年の自然環境を取り巻く状況について自分の中でモヤモヤしていたものが舘野さんとの取材中の会話の中ではっきりと浮き出てきました。未だに自分の答えは出ないままなのですが、こうしたモヤモヤは変わりゆく状況と共に常に自問自答していきたいなと思いました。

思えばたまたま島野先生が池袋のジュンク堂でサイン会?をしている時に本をチェックしに行ったら、偶然お会いしたあまへそさんから舘野さんを紹介されたのが2016年で、その時に出会ってなかったら本の製作に加わっていなかったかもしれません。
ほかの生き物と違って探そうと思ってやってみないとなかなか見られず、どこか違う世界のように感じる土壌動物ですが、パラレルワールドでもなんでもなく、自分たちが普段住んでいるすぐ下にこんな世界があるんだと感じてもらえれば幸いです。



そういえばIUCNからコウモリについて新型コロナウイルスの影響の注意喚起が出ているみたいですね。
リンク
暫く洞窟へいくのは控えておこうと思います。
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2020.06.12     カテゴリ:  日々 ordinary days 

   Laowa 24mm

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独立してからなかなか忙しくて更新したり撮影に出かける余裕が無かったのですが、久々に行けそうで天気も良さそうだったので県内の近場のフィールドへ新規開拓。このところ外に出かけられない状況だったのでひたすらスタジオ撮影などもしていました。
引っ越して部屋が広くなってほんとに良かった。

写真はアシナガアリがフトミミズ科の一種を襲っているところでミミズもまだ抵抗しているようでした。
初めのうちは体を大きくうねらせていましたが,徐々に動きも鈍くなり最後はアシナガアリが引きずってズルズルと落ち葉の中へ。
組織的なアリの動きはいつ見ても良い意味でゾッとするものがあり、また弱っている獲物に対する嗅覚(と書くと語弊がある
かもしれませんが)にもいつも感嘆させられます。

使えば使うほどその良さにどはまりしていくLaowa 24mmで撮影。個人的にはほんとに素晴らしいレンズだと思います。
カメラ構えて近づいてく時の画が脳汁出まくりレンズ。
laowaの製品ページ

今年は9月頃に僕が関わった新しい本が出るので出版社さんから許可が出たらこちらでお知らせします。凄い本になっています。
あとは来年予定の本もあるのですが、こちらはコロナの影響もあって時期がずれそうな…

2020.03.29     カテゴリ:  昆虫綱 Insecta 

   深度合成

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ご無沙汰しております。
お陰様で「土の中の美しい生き物たち―超拡大写真で見る不思議な生態―」が重版となり今月から帯付きで販売されております。
今後ともよろしくお願いいたします。



しばらく更新していなかったのは今年出版予定の本の取材などが入っていたためで、こちらは監修と写真撮影を担当しております。数か月後にはアナウンスできるかと思います。
来年出版される予定の本もあり、今年はフリーランスとしてまずは暮らせることを目標にしつつ、仕事であちこち行ったついでに車中泊で土壌動物の撮影をしてから帰れるのでとても楽しみです。仕事で使うために購入したPanasonicのFZ300という新しいおもちゃも手に入れたので徐々に慣れていきたい。

会社に行くのもあと2日ですが、今後も新しいことに臆せずどんどんチャレンジしていこうと思います。
深度合成はずっと食わず嫌いで手を付けてこなかった手法ですが、なんとなくやってみたら思いのほか簡単にできたので
これからいろいろと試してみようと思いました。このめちゃくちゃ格好良い顔を見てたらどうしても深度合成したくなってしまった笑

2020.02.02     カテゴリ: カニムシ目 Pseudoscorpionidaコケカニムシ科 Neobisiidae 

   コケカニムシ科の一種

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毎度のことだけどクリックすると大きな画像で見られる。

Neobisiidae gen. sp.
2020.1 奄美大島

知人より頂いた個体。紡績腺の形がミツマタカギカニムシによく似ている種。
他にも何種かのコケカニムシ科を見てきたけど南西諸島ではかなり大型の部類。


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Bisetocreagris japonica
2017.8 岩手県

こちらはミツマタカギカニムシ。ミツマタと言いつつ細かく見るともう少し分岐している。主に三つに分岐してるからミツマタなのだと思う。
本州では山地でよく見かける比較的大きな種だが、アナガミコケカニムシやオオコケカニムシなどは更に1~2回りほど大きい。

2020.01.31     カテゴリ:  日々 ordinary days 

   「土の中の美しい生き物たち」

※暫くの間トップに表示します。

編者、著者、写真家として先生方と3年がかりで進めてきた「土の中の美しい生き物たち―超拡大写真で見る不思議な生態―」が朝倉書店さんより12月10日(火)に発売されます。

朝倉書店



様々な分類群の野外での写真をたくさん掲載しており、訳の分からない生き物で溢れかえっている土壌動物もこれがあれば写真と見比べてなんとなく当てを付けられるのではないかと思います。(種同定できる訳ではありません)
これから土壌動物を探してみようという方には特におすすめの一冊となりました。

昆虫に関しては資料が結構揃ってると思うので、この本に関してはガロアムシくらいで今までなかなか紹介されてこなかった分類群を中心に掲載しており、図鑑的な内容ではないのですが代わりにそれぞれ発見した環境や微環境、撮影日、撮影機材を記載しています。生態情報が少な過ぎて確かなことがいえないというのもありますが、実際に見つけた情報が読んでいただいた方の参考になればという思いです。なお、科や属、種などへの検索や識別点はありません。この本はあくまで当たりをつけることを目的としています。どの分類群でも未記載種や新種などが出る可能性が全然残されているので、土壌動物をやり始めてすぐにそういった種に出会える可能性がたくさんあるのがまた良いところだと思っています。

また、土壌動物の紹介の後には今まで土壌動物の撮影で得られた経験を元に一眼レフでの具体的な撮影の仕方を細かく書きました。専門家の方に見ていただくことになったとき、写真が綺麗だと見せやすい、簡易的な同定に使える、一人でPC画面見てニマニマできるというメリットがあります。土壌動物とはなんぞやという解説や、観察会の仕方も先生方がしっかり書いておられるので一通り学べる内容になっています。そこからもっと突っ込んで調べたいという方は、結構本が出ていますのでそちらを見ていただきたいです。

土壌動物は小さい生き物ばかりで、気にしないと目に入らないようなサイズがほとんど。身近な所から川、山など、あらゆる環境にひっそりと暮らしています。土壌動物を知るとどこに行っても探せるので、山登りや川遊び、近くの公園に遊びに行く時とかでも一年中楽しむことができるのが最高です。

2016年に島野先生と初めてお会いしてからすぐに作ることが決まりましたが、多岐にわたる分類群はなかなか思ったように写真を撮影できず(それが最大の魅力でもあります)、だいぶ時間がかかりました。
先生方から手厚いバックアップを受けた他、各地で親を含めて色んな方にお世話になり完成に至りました。
自分が土壌動物を調べるときに出会った日本産土壌動物第二版や皆越さんの本、様々な読み物などがその強力な後押しになりましたので、この本もそういう役割を果たしてくれればという思いです。

書店さんに並びましたら手に取って見ていただければ幸いです。

来年には会社を辞めて独立し、来年、再来年、明明後年と現在関わっている出版予定の本がありますのでまた告知したいと思います。


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ヒゲナガマルトビムシ属の一種 Temeritias sp.
食事が終わり、盛んに動かしていた長い触角を丁寧に掃除しているところ。
今の自分と状況が似ていたので2ヶ月近くぶりの更新記事の写真として選んでみた、笑

2020.01.01     カテゴリ:  昆虫綱 Insecta 

   謹賀新年

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コウモリバエ科の一種(宿主から恐らくカノウコウモリバエ)
2019.12 千葉県

産蛹類という特殊な生態をもつグループの一つ。
尾膜と後肢の間辺りに潜んでましたが、中には10個体弱のコウモリバエが。

あけましておめでとうございます。
大晦日から喉に異変を感じ、今は鼻水まみれになっているジークです。
昨年は沖縄弾丸遠征2回、生き物屋さんとの岩手遠征、13名による土壌動物オフ会と楽しいフィールドがありはしたものの、今までで最もフィールドに出れなかった年となりました。
その代り、Laowa 24mmの購入で新しい画角での写真を撮影できるようになったほか、リンク先の
Nyandfulさん法師人さんと僕の3名で文一総合出版さんのWeb MagazineへLaowaレンズの紹介記事を書いたり、3年越しで完成した「土の中の美しい生き物たち」が出版されたり、入社当初から8年住んでいた松戸を離れて水田に囲まれた穏やかな新居に引っ越したりと大きな出来事が多い年でした。

今後も最低月1ペースくらいでは更新したいと思いますので時折覗きに来ていただけると幸いです。
今年は僕と知人が関わっている凄く楽しみにしている本が1冊出版予定なのと、再来年に予定している本の撮影など、また慌ただしい日々となりそうです。とりあえずは2~3月までに車を購入してフィールドの新規開拓などしたいなと思っています。

2019.12.19     カテゴリ:  蛭綱 Hirudinoidea 

   ホラアナナガコムシの一種

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ホラアナナガコムシの一種 Campodeidae gen. sp.
2019.6 岩手県

6月に友人数名と遠征に出かけた岩手では、雨続きでなかなか思うようにフィールドに出れなかったため洞窟(と言っても奥行きは全くありませんが)へ行きました。
今まで何回か来ている場所でしたが、キタカミメクラツチカニムシやホラアナナガコムシがかなりたくさん見つかりました。
腹部末端にある一対の尾角が非常に長い優美な姿ですが、根元から先まで丁寧に掃除していました。

昨日で引っ越し作業が終わり、8年も住んでいた6畳一間の激安アパートから2DKの小綺麗な部屋へ。(家賃変わらず)
駅から家までのどかな水田が広がりとても心地よい場所です。
家具なども一新したのでかなりお金がかかってしまいましたが、これからは部屋を広く使えるので室内撮影や土壌動物の飼育、
顕微鏡での同定・観察が捗りそうで楽しみです。
また旧居はキッチンが激狭で電熱線という組み合わせで作業場もなく料理が凄く大変そうでしたが、新居はキッチンが広く、ラックなどいろいろ工夫してとても使い勝手が良さそうになりました。キッチン下の収納扉には頑張って表面にシール張ったり、壁には耐熱性のシール張ったり。
来年はついに車も買うので近場の新しいフィールドを開拓していきたいです。

また、先日は若手写真屋であるNyandfulさんコウさん法師人さん、僕というそれぞれ違う分類群を主に撮影している4名で飲み会。生き物の話や写真、機材、撮影技術などなど多岐にわたり、あっという間の2時間でなかなか刺激の強い集まりでした。本の作業も一時的には終わったので(まだ修正作業など残っていますが)、そろそろ自分の作品を撮り始めたいと強く思いました。

明日は大好きなイラストレーターさんである安斉さんの個展へ。とても楽しみ。





プロフィール

ジーク

Author:ジーク
腰痛と痛風持ちの30歳

HP:IM3号 Soil Fauna Photography

編著者、写真家として制作した土壌動物の本が出版されました。
訳の分からない生き物にあふれている土壌動物の"あて"を付けるにはちょうど良い本になったのではないかと思います。
土の中の美しい生き物たち ―超拡大写真で見る不思議な生態―

一部担当した本が発売されました。素晴らしい内容だと思いますので是非。
超拡大で虫と植物と鉱物を撮る—超拡大撮影の魅力と深度合成のテクニック (自然写真の教科書1)

Copy right (C) 2009-2019 ジーク(Jiku). All rights reserved.

連絡先はこちら↓
Email adress:kuroishibaken22@gmail.com


妻のRoccoの細密画作品

細密画『ニホンマムシ』
細密画『日本のカエル4種』

※使用カメラ
2009年 Richo R-10
2010年2月~10月 お借りしていたOlympus E-500
2010年11月~妻のOlympus E-620を共同で。
2011年4月 先輩からE-510を格安で購入。
2013年5月 E-30。
2014年6月 Canon 70D



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