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2011.01.05     カテゴリ:  フィールド実況的な 

   昼のフユシャク探し

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ヤガ科フサヤガ亜科フサヤガ Eutelia geyeri

2011/1 Olympus E-620

うちの前にいたフサヤガの撮影がてら、ちょっとフユシャク探しに行ってきました。
オスはウスバフユシャクとチャバネがちらほらいるのでメスも見つかるかなぁーと思ってましたが、昼はなかなか見つからず。やっぱり夜の方が見つけやすいですねぇ。



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でポイントからポイントへ移動していると崖地にセンショウグモの卵。

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これは去年撮影したセンショウグモ♀。網に居るのはやらせです。
センショウグモは蜘蛛食いのクモで、網を張る蜘蛛なら基本的に獲物となりうるのですが、ぎどばんさんが撮影された写真には孵化寸前のクサカゲロウを襲う幼体の姿があったので、足場が”そういう”場所であれば狙う獲物の種類は多様なのかもしれない。
襲う際は他種の網に侵入後、かなりの時間をかけて主に近づき非常に長い第二脚等を用いて主の動きを抑えたのちに咬み付くようです。
ただドヨウグモの網に侵入し、雄を追い払った後で求愛用の交尾糸に乗り、雌に求愛信号を送っておびき出した雌を捕食した例もあるようです(Czajka,1963)。池田さんのHPより。
造網性のクモというのは視力が悪く(ほとんど見えてないレベル)、コミュニケーション手段や獲物による振動の感知など普段からかなりの部分を振動に頼っており、また求愛信号自体も種によって違うためちょっとでも違えば雌をおびき出すのは不可能であると考えられるのだが、どうやってそんなことをセンショウグモが知っているのか。例えばPortia(ケアシハエトリの仲間→
記事)のように相手の反応を見ながら振動を逐一変えていくのだろうか。(ただしおセンショウグモの場合は餌がかかったときの振動ではないようだが。これもそもそも見たことがない...)
この辺はその行動自体を観察しないとどうにも分からないことであるが、そもそもそういった場面に出会うのが難しい。求愛中のクモの網の近くにセンショウグモをそっと近づけることでそれが見れればいいのだけど。
生で見たいことこの上ない。



次はカネコトタテグモ。(の巣)

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本種はキシノウエより山地傾向が強いようだが平地でもよく見つかる。
キシノウエと違って両開きの扉を作り、なかなか巣穴を深く掘るため(普通見かける横穴ではなく縦穴ですが、以前の記事にも一枚載ってます。これもキシノウエと違う点)、本体を拝むのがちょっと大変である。今回も例によって取り逃がした笑
山地傾向が強いため、斜面など掘りやすかったから穴も深い傾向にあるのかななんて浅はかな考えもあるけど、多分違うだろうな笑(でもカネコがいるところはいくらか柔らかい場所で見かける気がするので土の硬さのデ-タは取ってみたかったりする。キシノウエは結構硬い土の場所でもいたりするので。)

一枚目はピンセットでちょっと弄った後なので不自然だけど気にしない。
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2010.10.12     カテゴリ:  フィールド実況的な 

   ムラサキアブラシメジモドキとホコリタケの一種

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フウセンタケ科フウセンタケ属ムラサキアブラシメジモドキ Cortinarius salor

2010/10 東京都青梅市 Olympus E-620

今日は学会の疲れもあったのですが(前日に3時間しか寝ず今日も4時間ほどしか...)、前日のあの雨によって多くのキノコが出るであろうことと幼蛇もまた出るんじゃないかと思い相方と始発で青梅へ。(ほんとは夜蛾をやる予定でしたが疲れて昼帰ったw

湿地へ向かう途中さっそくヒバカリ成蛇が日光浴をしていた。あれ、そういえばヒバカリは今年初だなと思いながらとりあえず撮影。相変わらず撮りやすいのですが如何せんE-620は普段ほとんど使ったことがないので撮りずらい。ノイズ酷いし。でも後でググったら諧調オートだったのが原因であった。
しかも手がかなりでかい自分にとっては薄すぎて手に余ってしまう。ボタン配置も嫌いだ。う~ん。やっぱりお借りしていたE-500はいいカメラだった。あと液晶で撮るととんでもなくバッテリーの消耗が早くて焦った。
早くボディ買わなきゃな...お金ないけど。マクロレンズしかないというのはなかなかもって可笑しな話だ。

撮影中相方がミミズらしき生きものを棒でダレンコさせていたので撮影後二人でよく見てみたらキバビルだった。
なんかヤツワクガビルとミミズを足して2で割った、というか半分半分(笑
あれは良い。残念なことにミミズがいなかったのでそのシーンが拝めなかったけど次は捕食シーンを撮りたいと思う。

そろそろキノコ的な気持ちになってきて林縁に目をやるとタマゴタケ!と後ろから叫んできたので見たらまだ未熟な個体で皮を被っていた笑
それにしても雰囲気、かさの質感、色、形、どれをとっても素晴らしいキノコだ。ファンが多いのも当然というものだろう。僕はこれが初見であったがその虜になるのにそう時間はかからなかった。食おうとは思わないけど。キノコは食うもんじゃない。見るもんだ。まあ形態確認しなきゃならないんで撮影後いじくり回しもするけど。でないと同定できんし。
実は最初タマゴタケ見つけた時に二人ともトイレが近くてだいぶヤバかった。そのためいくらカナチョロのベビーが硬骨な表情でバスキングしていても見向きもせずにコンビニのトイレへと向かった。あそこは男女別なので助かった笑
その後また戻ると普段人なんて滅多に来ない場所に人がワラワラと向かっているのが見えた。
正直すごく嫌な予感がしたので急ぎ足にして10人ちょっとをずかずかと追い抜くと現地には既に人がいっぱい...
あーやばいと思いながらタマゴタケの方へダッシュし撮影を再開させたのでした。なんかキノコ系の会か何かのようだったがただ食べるだけのようであった。帰りにその集合していた場所へ目をやってみると詳しくない方が摘んだと思われるキノコの残骸たちがボテボテと捨てられていた。恐らく食えないとかまずいとかそういう類のあれなんだろうが...撮りたいキノコもあったのでちょいショックだった。まあしょうがない。

写真を撮っているとホコリタケの一種が前方にあったので撮影後はポフポフ。繁殖に一役買いました。来年もまた見られますように。なんというかあれはブラックモンブランに似ていると思う。


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Lycoperdon perlatum?

ツチグリやツチガキのようなタイプのキノコは乾湿運動といって湿度のある時には胞子が効率よく飛ばないため、外皮の細胞壁が乾湿によって収縮・膨張をする原理によって外皮が広がり、乾燥している時には外皮が子実体を押して胞子を飛ばすのですが、このホコリタケは外皮がないため普段からずっと放出しているのだろうかと疑問に思った。
そういえばこの手のキノコは獣道で見かけることが多いのだが、どうやら哺乳類等に胞子の放出の手助けをして貰っているような旨を聞いたことがある。これについては外皮の有無は関係なくどれもそうなのであろう。
そのまま綺麗に上から踏まれたら飛ばす以前の問題だけど笑 でも胞子がふんだんに付いた状態で歩けばそれはそれでまた獣道に生えることになるのだろうから話が繋がるっちゃ繋がる。
上記に挙げた仲間が全部別の科というのもなかなか興味深い。

とりあえず今日はここら辺までで。たまにはこういう書き方も楽しい。

というかムラサキ~はこの後出てくるのにトップに持ってきてしまった笑


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妻のRoccoの細密画作品

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【最近のお気に入りの生き物】

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※使用カメラ
2009年 Richo R-10
2010年2月~10月 お借りしていたOlympus E-500
2010年11月~妻のOlympus E-620を共同で。
2011年4月 先輩からE-510を格安で購入。
2013年5月 E-30。
2014年6月 Canon 70D



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