カテゴリー 《 ザトウムシ目 Opiliones 》   全5ページ

2017.01.06     カテゴリ: ザトウムシ目 Opilionesアカザトウムシ科 Phalangodidae 

   コアカザトウムシ

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Proscotolemon sauteri
2016.12 久米島


体長1mmほどのとても小さなザトウムシ。久米島にもいるとは思っていなかった。
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2016.11.24     カテゴリ: ザトウムシ目 OpilionesTaracidae 

   ケアシザトウムシ

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画像をクリックすると多少拡大されます

Crosbycus dasycnemus
2016.11 東京都


体長1.2mmほど。今まで見つけてきた個体に比べると多少動きが速い個体でした。
それにしても今年1月に発見して以降10個体ほど見つけましたが、昨年だって一昨年だって探してたのに、なぜ見つからなかったのか。土壌動物はほんとに目が慣れるといろいろ見つかるようになって面白いです。
撮影しているうちに何か食べないかと撮影しないでずっとファインダー越しに観察したりしているのですが、そうそうそんなシーンが見られる訳でもなく。
一筋縄ではいかないザトウムシ。









2016.11.05     カテゴリ:  ザトウムシ目 Opiliones 

   オオアカザトウムシ

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Epedanellus tuberculatus
2016.11 東京都

やっと関東で採集することができました。
たぶん今まで見過ごしもあったのではと思いますが、実際に見てみると結構大きくて驚きます。
腹部の模様もニホンアカとは違っていて棘を見る前にそれと気づけそうです。

触肢腿節下面の棘はニホンと違ってはっきりとわかるものが並んでいます。

2016.09.05     カテゴリ:  ザトウムシ目 Opiliones 

   ウデブトザトウムシとマザトウムシ

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ウデブトザトウムシ Homolophus arcticus (左2個体)

今現在の詳しい記録が不明ですが、北海道北部や国後島などで記録があるようです(TSURUSAKI, 1987)
和名の通り、脚が太く体長も1cm弱ある大型のザトウムシ。昼間の探索でしたので漂着物の下などで確認。
武骨でとても格好良いザトウムシです。

マザトウムシ♀ Phalangium opilio (右の個体)

かなりの広域分布で有名なマザトウムシですが、国内では北海道で確認されているようです(他県で確認されているのかは要確認)。
この種は雄の顎が特に特徴的ですが、諸事情により雌の写真。



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ちなみに今回の遠征はずっと雨と風が強く、特に風が厄介だった。目的のカニムシは見つけたものの風で飛ばされてしまい撮影した写真を見返すとたった2枚しかピントのあった写真しかなかった。そのあと血眼になって探したのですが見つからず…
そして集中力をかき乱してきたのがウデブトザトウムシと共に写っているこの蚊。
実際には何種かいたのかもしれない。
とにかくでかいし数が凄い。全身をカッパでガードし、フードも被り、ディート12%入りの虫よけを塗ったくってもくるわくるわ…
常時100個体以上(ほんとにその位いた)に付きまとわれ、ザトウムシやカニムシを撮影しようと地面に顔を近づけようものなら目に入るわ鼻に入るわあちこち超刺してくるわでこれほどしんどいと思ったのは初めてだった。ちょっと手をおけばすぐに数十個体が手を刺してくる。
ただ、体質のおかげか痒さは全くなく、ただただうっとうしいだけだった。
もしかしたら良い湿地や干潟などに多いのかもしれませんが、それなりの対策をしないと本当に痛い目をみそうです(観光で行くようなところにはほとんどいなかったのでご安心を。少なくとも今回訪れたところでは、の話)。

2016.07.23     カテゴリ: ザトウムシ目 Opilionesニホンアゴザトウムシ科 Nipponopsalididae 

   サスマタアゴザトウムシ幼体

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Nipponopsalis abei ♂ 幼体
2016.7 徳島県


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♀ 幼体
2013.7 山梨県


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♀ 幼体(もう少し成長)
2016.7 徳島県

雌は成体になるまで鋏角がだいぶ短いようですが、今回の徳島遠征で雄に関しては幼体時から鋏角が長いことが分かりました。
ちょっとすっきり。

にしても、西日本では割と見かけるという話は聞いていたものの、ここまでとは思いませんでした。
関東近辺では散散探してきて山梨と静岡での2個体のみ。


また、今回は昆虫を捕食しているシーンも見ることが出来ました。
ヨーロッパでの文献から推測したものとは違う光景…

2016.07.19     カテゴリ:  ザトウムシ目 Opiliones 

   カブトザトウムシ

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Cladolasma parvulum
2016.7 徳島県

ちょっと徳島まで行っていました。
四国のブナ帯にのみ生息するザトウムシで、愛媛県RDBに書いてある内容通り、笹やカンスゲ類が生育する斜面林の陽の当たる少し乾燥気味の場所で多数確認できました。
ただなかなか同じ環境では幼体が見つからず(幼体は周年記録があるようです)、何処にいるのかと思っていましたがやはり少しウェットな倒木下で見つかりました。

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最大の特徴である、頭胸部前方に伸びる奇怪な構造の突起やや、体表面の網目模様のような構造は成長と共に発達していくようです。
こんな格好良いザトウムシがいるのに今まで生体写真が愛媛県RDB以外に無かったのが信じられない…

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1番の目標だった幻の生き物はついぞ見つけられずに終わってしまったのでまたリベンジに行かねば…

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ちなみに現地ではシカが結構増えているらしく、シカ対策のネットなど張られていましたがいろいろとやられるのは時間の問題な気がするレベルで見かけました。登山道でも足跡を多数確認し、人が誰もこないような林内でザトウムシやカニムシを探していても糞がそこかしこにありました。本種の生育に重要とされているササ原やカンスゲ類も結構危ないのかも…

2016.06.12     カテゴリ:  ザトウムシ目 Opiliones 

   トゲザトウムシ

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Odiellus aspersus 幼体
2016.6 東京都

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頭胸部前縁の3本の棘が特徴とのこと。



2016.05.04     カテゴリ: ザトウムシ目 Opilionesマメザトウムシ科 Caddidae 

   マメザトウムシ幼体

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Caddo agilis
2016.5 山梨県

今年もマメザトウムシ詣でをしてきました。体長は1mmほど。
今時期は成体とは違ってリター層にいるのでシフティングが主な採集方法となるのですが、初めに見つけてからというものなかなか入らず。
その後違う場所でやったらそれなりに見つかったのでまだ孵化していなかったのか、見落としていたのか…
バット上でのソーティングは結構しっかりやったつもりなので前者でいてほしいところなのですが、今回見つけた個体は小さいは小さいものの、脱皮殻を2個ほど見つけたうえそこまで極小というわけでもなかったので一度脱皮したあとなのかなと考えています。

また、今回は自然な姿を見てみようと昼夜問わず結構リター層や木の根元付近の土壌表面をくまなく見て回ったのですが、全然見つかりませんでした。これに関しては来年またチャレンジしてみようと思っています。動き方が特殊なため、いれば絶対に気付くはずです。


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それにしてもなんて可愛いんでしょう。気が狂ってしまいます。
ダニがくっついてますね笑

2016.02.28     カテゴリ: ザトウムシ目 Opilionesトゲアカザトウムシ科 Podoctidae 

   アキヤマアカザトウムシ

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SS1/320, F6.3, ISO100

Idzubius akiyamae
2016.2 茨城県

2年ぶりに訪れたアキヤマアカザトウムシが多産する山。
ここ数年登山客が激増して、とてもやりづらくなっていましたが、身近なアキヤマのいるフィールドとして貴重なところです。
図鑑には関東地方以南の太平洋側の地域から南西諸島にかけて分布とあり、茨城県は一番東側の分布地と思われます。

散発的に分布するという記述通り、場所によっていたりいなかったり、ここ3年ほど探してきましたが、確かにいくら探しても見つからない場所というのがあります。
いつも通っている西東京の里地ではかれこれ9年も通っているのに(最初の頃は両爬ばかりで全然探していなかったけど)、一度も見つけたことがありませんが、そこより少し南の方では見つかったり。

また不思議なのは生態で、カンタリジンに強く誘引されるようです。→
カンタリジン世界(首都大動物生態学研究室HPより)

挙動も他のザトウムシとは異なり、動きが緩慢で寒いときには全然動きません。
たとえばひっくり返して鋏角の鋏を撮ろうと思って撮影してても、10分くらいそのまま、とか。(鋏角先端の鋏の写真は下に掲載)

ただ、一つの傾向としては暖かい日や、日向にいる場合(これは石下などで見つけた個体を日向に置いたとき)にはある程度動くようになります。動いている時の様子を動画で撮影してみました。HD画質推奨です。



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クモやザトウムシが苦手で触ることもできなかった大学1年の時であれば気持ち悪いと感じたと思いますが、今では真逆となっています。人の好き嫌いのスイッチはどこで切り替わってるのか不思議なものですね…

2016.02.23     カテゴリ: ザトウムシ目 OpilionesTaracidae 

   ケアシザトウムシ

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Crosbycus dasycnemus
2016.2 東京都

先月掲載したばかり(
ケアシザトウムシ発見。)ですが、一昨日再発見して無事採集することが出来ました。
今回は万全を期してバットの上で行いました苦笑

前回、今回と(更にいえばこの3年間)2度見つけましたが、2個体とも地面と接している石の裏でした。
もちろんかなり小さいこと、体色が黒っぽいので見辛いことから見落としも今まであるはずなので、
一概にこうだ、とは言えないと思います。


ケアシザトウムシ最大の特徴である脚の毛は普通の毛とは少し様子が違い、
とある先生から分泌物?との質問を受けたので調べてみたところ、以下の論文が見つかりました。

WILLIAM A. SHEAR. 2006 Martensolasma jocheni, a new genus and species of harvestman
from Mexico (Opiliones: Nemastomatidae: Ortholasmatinae). Zootaxa 1325: 191–198

論文を読むと 「the curled “hairs” in C. dasycnemus are actually the unsocketed trichomes,
while those of M. jocheni are socketed setae」とあり、trichomesという単語を初めて聞きました。
ネットで調べてみるもあまり詳しくは出てこないのですが、植物体では毛状突起などと訳されることがあるようです。
面白い記述がありましたので参考までに→
草本植物の産毛? の役割 | みんなのひろば | 日本植物生理学会

ただ、ある先生に伺ってみたところ、「アメリカ自然史博物館が出している昆虫の形態用語事典によると、
一部の好蟻性昆虫などにみられる,アリが摂取するような分泌物を出す特殊な毛ということになっています。」
と返事を頂きました。毛はちゃんとした毛で、分泌物ではないそうです。
生態もよく分かっていない種なので、事典の記述をそのまま当てはめることはできないかと思いますが、
今後ケアシザトウムシの脚の毛については気にしておいた方が良さそうだなと感じました。

ちなみに以下の論文には電子顕微鏡写真が掲載されています。

WILLIAM A. SHEAR. 1986 A cladistic analysis of the opilionid superfamily Ischyropsalidoidea,
with descriptions of the new family Ceratolasmatidae, the new genus Acuclavella, and four new species.
AMERICAN MUSEUM Novitates, Number 2844, pp. 1-29 (9ページ目のFig. 12)

なんとも不思議な形をしています。


プロフィール

ジーク

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そろそろ30歳が見えてきた

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細密画『ニホンマムシ』
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【最近のお気に入りの生き物】

ケアシザトウムシ

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※使用カメラ
2009年 Richo R-10
2010年2月~10月 お借りしていたOlympus E-500
2010年11月~相方のOlympus E-620
2011年4月 先輩からE-510を格安で購入。
2013年5月 E-30。
2014年6月 Canon 70D

・レンズ
EF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS
EF-S 60mm F2.8 マクロ USM
EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM
EF-S 10-18mm F4.5-5.6 IS STM
EF 50mm F1.8 Ⅱ

2灯~5灯くらいで撮影してます。



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