カテゴリー 《 ニホンアゴザトウムシ科 Nipponopsalididae 》   全1ページ

2016.07.23     カテゴリ: ザトウムシ目 Opilionesニホンアゴザトウムシ科 Nipponopsalididae 

   サスマタアゴザトウムシ幼体

IMG_0994_rn.jpg

Nipponopsalis abei ♂ 幼体
2016.7 徳島県


P7134738_20160723211446328.jpg

♀ 幼体
2013.7 山梨県


IMG_1267_r.jpg

♀ 幼体(もう少し成長)
2016.7 徳島県

雌は成体になるまで鋏角がだいぶ短いようですが、今回の徳島遠征で雄に関しては幼体時から鋏角が長いことが分かりました。
ちょっとすっきり。

にしても、西日本では割と見かけるという話は聞いていたものの、ここまでとは思いませんでした。
関東近辺では散散探してきて山梨と静岡での2個体のみ。


また、今回は昆虫を捕食しているシーンも見ることが出来ました。
ヨーロッパでの文献から推測したものとは違う光景…
スポンサーサイト

2015.11.21     カテゴリ: ザトウムシ目 Opilionesニホンアゴザトウムシ科 Nipponopsalididae 

   ツムガタアゴザトウムシ

IMG_0609r.jpg

ツムガタアゴザトウムシ♂ Nipponopsalis yezoensis
2015 東北 標高1600mほど

中部地方以北~北海道まで分布し、亜高山帯植生に生息。体長は3㎜ほど。
サスマタアゴザトウムシとは雄では鋏角第一節前端付近に目立った突起がなく、触肢脛節が肥厚している点で区別できる。
(日本産土壌動物第2版より)
また鋏角そのものもツムガタと名のある通り第2節が紡錘形となっている。ただし、雌ではあまり顕著ではない。


IMG_0622_20151121212237c75.jpg

IMG_0612.jpg

関東ではサスマタを見つけることすら困難を極め、ツムガタなんてと思っていましたがまさか数分で見付るとは思いもしなかった。霧が濃く、霧雨が降る中での探索でしたが心折れずにやっていて良かった。
ただ、そのあとは狙いを定められる環境があまり無く、結局この1個体を見つけて終了。
笹が多いとどうにも探しづらいです。
先生より頂いた文献を参考にしての探索だったので、次は違うところでも探してみたい。

淡々と記事を書いていますが、実際に見つけたときは放心→発狂しながらの撮影でした笑
本種はネット上にまともに写真が出る(僕がちょこちょこ上げてはいますが)のは初めてと思います。
次はなんとか雌を出さねば


来年は目標にしている種が5種いるので、今から遠征資金を貯めておきたいところ。

2015.09.19     カテゴリ: ザトウムシ目 Opilionesニホンアゴザトウムシ科 Nipponopsalididae 

   ツムガタ!!!

IMG_0595.jpg

ツムガタアゴザトウムシ
Nipponopsalis yezoensis

本州の中部以北から北海道の山地の亜高山性の針葉樹林や草地に生息する種。
サスマタアゴザトウムシとは触肢脛節が肥厚する点(雄)・鋏角に目立った突起が無い点などで区別できます。
(日本産土壌動物第2版より)

目星を付けていたところで探し始めて2つ目の石ですぐに見つけたものの、その後は続かず一匹どまりでした。
今回の遠征一番の目標でしたが、早々に達成できたのであとは心置きなくカニムシの調査を行えます。
アパートに帰ったらちゃんとした写真を掲載しようかと。
文献をくださった先生にはとても感謝しております。

JPEG撮ってだしなので埃の映り込みが少々…汗

2015.07.26     カテゴリ: ザトウムシ目 Opilionesニホンアゴザトウムシ科 Nipponopsalididae 

   サスマタアゴザトウムシ

IMG_7902_n.jpg

サスマタアゴザトウムシ Nipponopsalis abei
2015.7 静岡県

昨日、とある調査のために沢にわけいったところ、かなり大きな倒木が橋状にかかっていた。
ザトウムシとは全然違う分類群の生き物を探すべく、倒木の下側を念入りにライトで照らしながら探索していると、ブラシザトウムシのようなザトウムシが窪みにいた。とりあえず見ておくかとササッと手のひらに落としてみるとブラシにしては腹部の凹凸が大きく顆粒状の突起が目立ち、頭胸部の先には長く黒い強靭な顎。
こ、これは…と動揺しながら何度も見返すとどこからどう見てもサスマタアゴザトウムシじゃないか!

手ぶらで探索していたのでケースなどなく、空気をそのまま包むように、かつ隙間の無いよう両手で捕獲。

いや、まさか関東以西といえどこんなとこで見つけるとは完全に想定外で、発狂する前にひたすら動揺してました。
やっと憧れのサスマタアゴザトウムシを自力で見つけることができました。


PB188731.jpg

Nipponopsalis abei
2013.11

こちらは以前知人に頂いた奄美産の雌


IMG_7922_n.jpg

雄にはその和名の由来となる漆黒の杈が、ある生き物を捕食するために発達したのであろう強靭な顎に備わっています。
これをどう使うのかいずれ検証せねばなるまい…


今回見つけた場所から察するに、やはりあいつらを探し回るために相当歩き回っているものと思われる。
でなきゃあんなとこにいないと思った。

2013.11.18     カテゴリ: ザトウムシ目 Opilionesニホンアゴザトウムシ科 Nipponopsalididae 

   サスマタアゴザトウムシ

PB188731.jpg

サスマタアゴザトウムシ Nipponopsalis abei

2013/11 奄美大島 

遂にこのザトウムシを見る日が来てしまいました。ザトウムシにはまって約一年、恋焦がれて探しまくったのにさっぱり見つからなかったサスマタアゴザトウムシです!

関東南部以西から奄美大島まで分布しており、日本ではこれと亜高山帯にいるツムガタアゴザトウムシの2種のみが分布するとされています。体長は3㎜ほど。
この手の地表徘徊性のザトウムシとしては脚がかなり細長く、遠目に見ると凄く華奢な印象。だけど近くで見ればあまりにも長く・ぶっ太い漆黒の鋏角がかなりごっつく見えるため、凄まじいオーラを放っています。もうこれ以上ない格好良さ&奇怪さ。マットな質感もその重厚な感じを際立たせています。

サスマタの由来は恐らく鋏角の第一節にある一対の突起。写真は雌個体なのであまり目立たないですが、雄は結構発達するのでサスマタとしたのだろうと思います。

今回は奄美大島より、珍品ハンターの知人から頂きました。これを夜に、しかも樹上で見つけてくるのだから凄い。

発送したと連絡を受けてからずっとそわそわしてて、今日定時後に嫁に電話したところ、凄い興奮した様子でアゴザトウムシキターーー!と言われてぶっ飛んでタクシー使って帰りました。

いやぁ格好良い。数年生きるみたいで周年成体を採れるので、次こそはこの手で採集したい・・・

ちなみに島田さんからも凄まじいザトウムシを送って頂いたのですが、それはまた今度の機会に。紹介しきれないw


PB188694.jpg

ちなみに、全然止まってくれないでジワジワと延々に動くタイプなので撮影は果てしなく面倒です。めんどくささで言ったらブラシザトウムシの方がめちゃくちゃ速いし止まんないし体は脚で隠れるしで難しいのですが・・・

さて明日から来月初め頃まで山の中に籠ってきます。仕事ですが、寄り道してトビムシを採ってこよう。


プロフィール

ジーク

Author:ジーク
そろそろ30歳が見えてきた

こちらでもカニムシヤザトウムシなどいろいろ書いています。→ホームページ

僕が関わった本が発売されました。素晴らしい内容だと思いますので是非。
超拡大で虫と植物と鉱物を撮る—超拡大撮影の魅力と深度合成のテクニック (自然写真の教科書1)

こちらにもたまに投稿しております→WEB自然図鑑
名前はここと変わらずジークでやっておりますので宜しくお願いします。

Copy right (C) 2009-2016 ジーク(Jiku). All rights reserved.

連絡先はこちら↓
Email adress:kuroishibaken22@gmail.com


妻のRoccoの細密画作品

細密画『ニホンマムシ』
細密画『日本のカエル4種』

【最近のお気に入りの生き物】

ケアシザトウムシ

キタカミメクラツチカニムシ

ツムガタアゴザトウムシ

サスマタアゴザトウムシ

ウエノコンボウマルトビムシ

※使用カメラ
2009年 Richo R-10
2010年2月~10月 お借りしていたOlympus E-500
2010年11月~妻のOlympus E-620を共同で。
2011年4月 先輩からE-510を格安で購入。
2013年5月 E-30。
2014年6月 Canon 70D



QRコード
QRコード
検索フォーム