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2014.01.30     カテゴリ:  日々 ordinary days 

   Zoological Record

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コケカニムシ科の一種(カギカニムシ) Neobisiidae gen. sp.

2013.11 山梨県

今日は若手ハエトリ研究者の
友人の元へタイトルのものを教わりに某大学へ行ってきました。
この存在を先日FBで知ってから見てみたいなぁと思っていましたが、その友人から先日お誘いを受けてのことでした。
存在すら全く知らなかった僕的には凄く革命的で、これで2013年まで集めればリストが出来るのでまた図書館に行って早く続きをやりたい。帰りは友人お勧めの大学近くの家系ラーメンを食べて帰りました。美味しかった。

そういえばオリンパス製の良い顕微鏡でカニムシを見させてもらったのですが、今まで使っていたものとは段違いの見やすさと扱いやすさ。貯金して購入しようと固く決心したのでした。
にしてもカニムシはやっぱり格好良い。


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上の写真と同一個体。この頃はまだストロボのディフューザーがダメダメったから凄く微妙な写真になってしまっている。この種はまた撮り直さねば・・・
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2014.01.27     カテゴリ:  トビムシ目 Collembola 

   マルトビムシの一種

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2013.11 岩手県 標高700m

果たしてこの天使達を同定できる程の解剖技術はいつ身に着くのだろうかと今日の酷い有様を見て頭を抱える。



先日「あまのじゃくとへぞまがり」という作家さんの個展を見に表参道へ行ってきました。土壌動物が大好きとのことで話が盛り上がりとても楽しかったです!コラボもするかも・・まだ見に行っていない方は是非。
言葉で伝えるのは凄く苦手なのでHPにて作品を見てみて下さい。
今週末までだそうです。

HPはこちら→リンク
詳細はこちら→リンク

2014.01.21     カテゴリ:  トビムシ目 Collembola 

   トゲトビムシ属の一種の跳躍器における茎節棘

トゲトビムシ属_3

先日岩手県で採集したトゲトビムシ科の一種を調べてみました。

上の写真は採集したうちの半分くらいで、また別小瓶で分けてある。本体から抜けてしまった大量の鱗片(最後の写真)が大変なことなるからです・・・

まずトゲトビムシ科は見た目の大きな特徴としては体表が鱗片で覆われており、触角が4節(そして3節と4節が小さく分節)で、派手な模様をもつ種があまりいないこと。

以下3種はトゲトビムシ科でどれも違う種です。


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2013.8 群馬県

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2013.10 山梨県

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2013.5 群馬県


そして科の最大の特徴として跳躍器(跳ねる時に使う)の茎節基部内側に棘が並びます。
ここは種同定を行う際のキーになります。

今回調べたのは上記のとおり、2014年の1月に岩手県で採集したトゲトビムシです。仕事中だったので残念ながら写真はないのですが、今回この大きな種を大量に採集できたので実体顕微鏡でトビムシの解剖を行うにはうってつけの種類でした。でも6mm前後もある種で難航するくらいなので1~2mmの種を扱うえるまでには気の遠くなるほど練習せねばならない気がします汗


トゲトビムシ属_2

この写真は跳躍器のみを本体から外して茎節を少しピンセットで開いて見やすくしたもの。
棘がある部分が茎節の基部の辺りです。


トゲトビムシ属_1

実体顕で見やすく整形した後に光学顕微鏡で撮影したもの。ほんとは深度合成などできれば良いのですがアダプターなどもっていないのでこんな感じでしか撮れませんでした。

全部書くのは大変なのでいろいろ端折りますが、茎節基部内部に鱗片状の付属体がないことからトゲトビムシ属となります。この後日本産土壌動物では亜属から種(全部ではないけど)まで落とせるのですが、亜属まではちょっと自信が無かったのでトゲトビムシ属で止めておきました。図鑑を見るには跳躍器端節の形状からヒトツバトゲトビ亜属に近い気がしました。


トゲトビムシ属の一種の体表面の鱗片

トゲトビムシ属_4

魚の鰭みたいだなと思いました。


2014.01.13     カテゴリ:  トビムシ目 Collembola 

   トゲトビムシが雪上に・・・

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ツチトビムシ科の Isotomidae gen. sp.
2013.12 岩手県

日本海側の多雪地帯ではツチトビムシ科のクロユキノミ、ケントビムシ、ババユキノミが代表的な種としてあげられるそう(富山市科学文化センター研究報告第30号(2007))で、この個体もツチトビムシ科。

雪の積もった林内を歩くと数多くのトビムシに出会う。
だいたいは上の写真のような姿形をしたツチトビムシ科の仲間なのだが、先日岩手県の標高700mくらいのところで調査をしていると雪上を凄い数のトビムシが歩いているのを目にした。
しかもでかい。

これはもしやと思って見てみるとやはりトゲトビムシ科の一種だった。(下の写真がトゲトビムシ科の一種で2013年5月に群馬県で撮影。)
かなり大きな種類で1cm弱ある。

しかも次から次へと歩いてくるものだから目移りしてしまいそうだったがここは仕事中なので我慢・・・

調査後に十数分でどさーっとかき集めて採集してみたらなんと50匹以上も採れた。
また、斜面下側の木の根元が苔で覆われているところにもかなり多くいて、手でささっと篩い落とすとたくさんのトゲトビムシが雪上に落ちてくる。

いつもは山地の樹皮下や石下などでよく見るのだが雪上にこんなに出てくるとは思わなかった。
しかし次の日にまた同じ所に行ってみれば今度は全く見かけなくなってしまった。

初日がしばらくまとまった降雪がなく、天気も良かった日だったので条件が良かったのかもしれない。
また近くにはカラ松林があり、多くいたのは開けたところで林内にはあまりいなかった(カラマツの根元にはいたけど)。


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リンク先のⅢ月紀のrichooさんの記事でも寒冷期にやたらと見かける事が多いという内容を書かれておりましたがまさにそんな光景。樹皮下以外でこんなに見たのは初めてです。
あんなにたくさんのトゲトビムシが雪上を這っている光景、写真撮りたかったなぁ~。

2014.01.12     カテゴリ:  両生綱 Amphibia 

   キタオウシュウサンショウウオ

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キタオウシュウサンショウウオ Onychodactylus nipponoborealis
2013.12 岩手県

記載文献を入手して読んでみれば、福島辺りがちょっともやもやしてましたが東北北部のハコネは全てキタオウシュウになったのですね。
もう一度撮り直したいなぁ。

O.nipponoborealisO.japonicusときたのであとはO.tsukubaensisの成体を出さねば。幼生は他のハコネと同様に割と簡単に見つかるのだけど成体がなぁ。どこもすぐ伏流水になっちゃってなかなか成体を出しやすい環境が無い。もっと下見をせねば。

2014.01.12     カテゴリ:  昆虫綱 Insecta 

   カタツムリトビケラをもう一度

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Helicopsyche sp.
2014.1 東京都

今日は初めて連れて行ってくれた方や同僚のI氏、冬虫夏草の先輩や嫁など大人数でのヒダサンショウウオ探し。
一人を待って後から行ったため、良さ気な石はあらかたひっくり返されていた。
今日はもう良いかなぁと思ってカタツムリトビケラ探しに専念した。

沢沿いに早速良さそうな染みだしがあったので早速表面を見てみる。ひたすらマルトビムシやヒメフナムシが蠢く落ち葉などを裏返したりどかしていったりして岩の表面を丁寧に見てみると、早速一匹発見。が、撮影前に落ちてしまった。

まあ二匹目を探せば良いかと思って探すもなかなか見つからず、表面についているゴミ粒が悉くカタツムリトビケラに見えてしまう。
そしてやっとのことでもう一匹発見。
あちこちにはいそうだが、ここはあれだけ探してこれだけだと個体数は少ないのかなぁ。

石英が少なめな個体でした。

もしかしたらここら辺では初記録かもとのこと。

戻ってみればヒダサンショウウオは成体が14匹も出ていた。

2014.01.05     カテゴリ:  昆虫綱 Insecta 

   石英蝸牛

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Helicopsyche sp.

2013.1 神奈川県

どこで知ったか忘れてしまったが、一度その姿を見てからどうしても見たくなったカタツムリトビケラ。
砂粒を使って巣を作るトビケラには魅力的な形の巣をしたものが多いが、この仲間はなんと巻貝状の巣を作る。
微細な石英が多いので(これは他の種でもいるが)とても美しい。

そんなトビケラを探しに男5人で神奈川県へ。
そう本命はこれだったのです。


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これは一番最初に僕が見つけた1mmくらいの巣(久しぶりの第一発見。ホッ...)。
初めは半信半疑でしたが撮影してみたらちゃんとカタツムリの殻の形をしていた。

と喜んでいたら隣でうおーいっぱいいたという声。


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ほんとにいっぱいついてる。
この後、他の場所でも探してみたら(と言ってもその途中にガレ場がちょこちょこあるもんだからカニムシばかり探していて他の人が見つけた)やはりいる。
染みだし水がある崖表面やその石下などにくっついているのだが、水が滴っていない場所でも先輩が発見。


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多少濡れてはいるが、中身はいない。

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よくまあこんなに隙間なく繋げるものだなぁと感動した。

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生息環境。


割とあちこちにいるようなので、思い当たる染みだしを片っ端から探したくなった。

2014.01.05     カテゴリ:  未分類 

   年初めはイソカニムシ!

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Garypus japonicus

2014.1 神奈川県

今年最初の遠征はイソカニムシ探しででの神奈川県でした。
本命は別にいて、ちゃんと見つかった(ポイントを教えて頂いて)のですがまた次の更新で。

ってことでいろんな個体をどばっと。体色は個体差が大きいのですが、状態でも多少変わるようです。



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今回いた場所は文献で見つけた場所だったのですが、行こうとしていたところが立ち入り禁止になっておりました。
仕方なく少しだけ場所を変えたところ、道路下の崖になっているところで後輩が見つけてくれたのを皮切りに次々と見つかりました。コイソカニムシを探していてもイソカニムシがたくさん見つかったのですが、コイソは見つからず。うーむ。


下の写真は集合住宅状態になっていた石の隙間(だったところ)。
今まで見つかった状態から察するに、壊れやすい石の隙間などにいる場合は糸で巣を作り(ゴミ屑や砂も多少付いている)、石下で地面と接している場合は巣の側面に小さな石をつけるようです。



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石の隙間


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石の下

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石の隙間の巣の中にいた個体。


巣を作る時に鋏なり鋏顎で小石を巣に付けていく姿を想像したら身悶えしました。

次行く時は春のあれを探しに行く時か、抱卵期かなぁ。


プロフィール

ジーク

Author:ジーク
そろそろ30歳が見えてきた

こちらでもカニムシヤザトウムシなどいろいろ書いています。→ホームページ

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妻のRoccoの細密画作品

細密画『ニホンマムシ』
細密画『日本のカエル4種』

【最近のお気に入りの生き物】

ケアシザトウムシ

キタカミメクラツチカニムシ

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※使用カメラ
2009年 Richo R-10
2010年2月~10月 お借りしていたOlympus E-500
2010年11月~相方のOlympus E-620
2011年4月 先輩からE-510を格安で購入。
2013年5月 E-30。
2014年6月 Canon 70D

・レンズ
EF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS
EF-S 60mm F2.8 マクロ USM
EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM
EF-S 10-18mm F4.5-5.6 IS STM
EF 50mm F1.8 Ⅱ

2灯~5灯くらいで撮影してます。



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