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2016.02.28     カテゴリ: ザトウムシ目 Opilionesトゲアカザトウムシ科 Podoctidae 

   アキヤマアカザトウムシ

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SS1/320, F6.3, ISO100

Idzubius akiyamae
2016.2 茨城県

2年ぶりに訪れたアキヤマアカザトウムシが多産する山。
ここ数年登山客が激増して、とてもやりづらくなっていましたが、身近なアキヤマのいるフィールドとして貴重なところです。
図鑑には関東地方以南の太平洋側の地域から南西諸島にかけて分布とあり、茨城県は一番東側の分布地と思われます。

散発的に分布するという記述通り、場所によっていたりいなかったり、ここ3年ほど探してきましたが、確かにいくら探しても見つからない場所というのがあります。
いつも通っている西東京の里地ではかれこれ9年も通っているのに(最初の頃は両爬ばかりで全然探していなかったけど)、一度も見つけたことがありませんが、そこより少し南の方では見つかったり。

また不思議なのは生態で、カンタリジンに強く誘引されるようです。→
カンタリジン世界(首都大動物生態学研究室HPより)

挙動も他のザトウムシとは異なり、動きが緩慢で寒いときには全然動きません。
たとえばひっくり返して鋏角の鋏を撮ろうと思って撮影してても、10分くらいそのまま、とか。(鋏角先端の鋏の写真は下に掲載)

ただ、一つの傾向としては暖かい日や、日向にいる場合(これは石下などで見つけた個体を日向に置いたとき)にはある程度動くようになります。動いている時の様子を動画で撮影してみました。HD画質推奨です。



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クモやザトウムシが苦手で触ることもできなかった大学1年の時であれば気持ち悪いと感じたと思いますが、今では真逆となっています。人の好き嫌いのスイッチはどこで切り替わってるのか不思議なものですね…
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2016.02.28     カテゴリ:  蜘形鋼 Arachnida 

   コアシダカグモ

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アキヤマアカザトウムシを探すために石をひっくり返していると、朝早い時間だったからか水滴だらけのコアシダカグモがいました。
久々にライティングの練習。

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コアシダカグモのこの行儀のよい感じの姿勢が好きです。

2016.02.23     カテゴリ: ザトウムシ目 OpilionesTaracidae 

   ケアシザトウムシ

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Crosbycus dasycnemus
2016.2 東京都

先月掲載したばかり(
ケアシザトウムシ発見。)ですが、一昨日再発見して無事採集することが出来ました。
今回は万全を期してバットの上で行いました苦笑

前回、今回と(更にいえばこの3年間)2度見つけましたが、2個体とも地面と接している石の裏でした。
もちろんかなり小さいこと、体色が黒っぽいので見辛いことから見落としも今まであるはずなので、
一概にこうだ、とは言えないと思います。


ケアシザトウムシ最大の特徴である脚の毛は普通の毛とは少し様子が違い、
とある先生から分泌物?との質問を受けたので調べてみたところ、以下の論文が見つかりました。

WILLIAM A. SHEAR. 2006 Martensolasma jocheni, a new genus and species of harvestman
from Mexico (Opiliones: Nemastomatidae: Ortholasmatinae). Zootaxa 1325: 191–198

論文を読むと 「the curled “hairs” in C. dasycnemus are actually the unsocketed trichomes,
while those of M. jocheni are socketed setae」とあり、trichomesという単語を初めて聞きました。
ネットで調べてみるもあまり詳しくは出てこないのですが、植物体では毛状突起などと訳されることがあるようです。
面白い記述がありましたので参考までに→
草本植物の産毛? の役割 | みんなのひろば | 日本植物生理学会

ただ、ある先生に伺ってみたところ、「アメリカ自然史博物館が出している昆虫の形態用語事典によると、
一部の好蟻性昆虫などにみられる,アリが摂取するような分泌物を出す特殊な毛ということになっています。」
と返事を頂きました。毛はちゃんとした毛で、分泌物ではないそうです。
生態もよく分かっていない種なので、事典の記述をそのまま当てはめることはできないかと思いますが、
今後ケアシザトウムシの脚の毛については気にしておいた方が良さそうだなと感じました。

ちなみに以下の論文には電子顕微鏡写真が掲載されています。

WILLIAM A. SHEAR. 1986 A cladistic analysis of the opilionid superfamily Ischyropsalidoidea,
with descriptions of the new family Ceratolasmatidae, the new genus Acuclavella, and four new species.
AMERICAN MUSEUM Novitates, Number 2844, pp. 1-29 (9ページ目のFig. 12)

なんとも不思議な形をしています。

2016.02.22     カテゴリ:  トビムシ目 Collembola 

   クモマルトビムシ科の一種の求愛行動

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2016.2 東京都

右にいる雄が左の雌に求愛しているところ。
雌に対し左右に体を動かしながら必死に顔を上げてアピールしますが、雌にその気がないとそっぽをむいてしまったり。
めげずに雄は雌の後を結構な速さで追いかけてまた正面から求愛します。
それでもまたダメなら別の雌へ…とかなりガツガツしていました。
ストロボを使わず観察したりしていましたが、結局一度も成功せず…

2016.02.06     カテゴリ: ザトウムシ目 Opilionesマメザトウムシ科 Caddidae 

   マメザトウムシの捕食シーン(失敗)



HD画質推奨

マメザトウムシ Caddo agilis
2015.6 山梨県

樹表面が生活の場となった梅雨時期に、ムラサキトビムシ科の一種を捕食しようとしているシーンです。
体勢を下方に傾け、眼で獲物を追って触肢を素早く伸ばします。
この日は朝イチで初めて捕食しているところを見ることが出来たのですが、なかなか動画に撮れず、また動きも速いので写真も撮れずという状態が続いていましたが、昼過ぎ位にようやく捕食しようとしているシーンを動画に残せました。
夜にも撮れたのですが、そちらも捕食失敗。なかなかうまいこといきませんね。。

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2013.7 山梨県

2016.02.06     カテゴリ:  唇脚綱 Chilopoda 

   イシムカデの一種

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2015.9 岩手県

脱皮したてのイシムカデ。
仄かに色づいた紫色と透明感の美しさ。


プロフィール

ジーク

Author:ジーク
そろそろ30歳が見えてきた

こちらでもカニムシヤザトウムシなどいろいろ書いています。→ホームページ

僕が関わった本が発売されました。素晴らしい内容だと思いますので是非。
超拡大で虫と植物と鉱物を撮る—超拡大撮影の魅力と深度合成のテクニック (自然写真の教科書1)

こちらにもたまに投稿しております→WEB自然図鑑
名前はここと変わらずジークでやっておりますので宜しくお願いします。

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妻のRoccoの細密画作品

細密画『ニホンマムシ』
細密画『日本のカエル4種』

【最近のお気に入りの生き物】

ケアシザトウムシ

キタカミメクラツチカニムシ

ツムガタアゴザトウムシ

サスマタアゴザトウムシ

ウエノコンボウマルトビムシ

※使用カメラ
2009年 Richo R-10
2010年2月~10月 お借りしていたOlympus E-500
2010年11月~妻のOlympus E-620を共同で。
2011年4月 先輩からE-510を格安で購入。
2013年5月 E-30。
2014年6月 Canon 70D



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