2015.01.04     カテゴリ:  渦虫綱 Turbellaria 

   淡水生一反木綿

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誰も通らない旧道脇の小さな沢。標高は450mほど。(カシミール3Dより)
ただし、山全体としては1200mを超えます。

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暫く上ると小さな溜まりがあります。覗いてみると...

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あ、あれミヤマウズムシを狙っていたのに漫画のキャラみたいな杯状眼が無い...

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まるで一反木綿のようないでたち。正確な同定をするには切片にして精査しなければならないとのことなので、いずれ研究者の方にお送りしようと考えています。
埼玉県の2008年RDBによると、カズメウズムシの特徴として眼点が100個以上あり、その形が馬蹄形であることがあげられるそうです。
また眼点が多数ある種で他にもキタカズメウズムシやキタシロカズメウズムシなどがいるようです。


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またAbout Planariaというホームページによると、キタシロカズメウズムシは成長するにつれて眼点が増加する、とあり単純に眼点の数だけでは判別できず、あくまで目安となるだけのようなので小さい個体から大きな個体まで10個体ほど採集しておきました。

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始めはこの水たまりには全然ウズムシがおらず、水辺のマルトビムシやツチトビムシなどを撮影&採集していました。
そして一服して日差しが差し込んで時間が経ってから再度見てみると、上から3番目の状態のようにどこからともなくあちこちでウズムシが泳いでいたり?水底を這っていたのです。
また逆に日差しがなくなり暗くなってくるとまたどこかへ次々と姿を消してゆきます。

埼玉県の2008年RDBではカズメウズムシの説明のところに好低水温の動物で、夏季の水温が10℃を超える場所ではほとんど生息せず、水温8℃以下の清流が最適、とありました。
確かにこの地域は本州でもかなり気温が低いところで、ー20℃近くまで冷え込むことがあります。
またこの沢自体、南向きではあるものの両サイドの斜面と向かい側の稜線の関係から日差しがかなり遮られ、夏場でも恐らく直射日光の当たる時間は少ないものと思います。
今回は冬ということもあり、そのちょっとした日差しで暖かくなりウズムシが動きやすい水温になったのか、それとも光が重要な要因なのか...


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中には水面をぷかぷか漂っていたクモマルトビムシ属の一種が、急浮上してきたウズムシに脚をとられて転ぶ場面も。

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密度が多いとこんな風になっていたりも...

これからの楽しみがまた一つ増えました。

2014.12 & 2015.1 岩手県

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