2015.07.26     カテゴリ: ザトウムシ目 Opilionesニホンアゴザトウムシ科 Nipponopsalididae 

   サスマタアゴザトウムシ

IMG_7902_n.jpg

サスマタアゴザトウムシ Nipponopsalis abei
2015.7 静岡県

昨日、とある調査のために沢にわけいったところ、かなり大きな倒木が橋状にかかっていた。
ザトウムシとは全然違う分類群の生き物を探すべく、倒木の下側を念入りにライトで照らしながら探索していると、ブラシザトウムシのようなザトウムシが窪みにいた。とりあえず見ておくかとササッと手のひらに落としてみるとブラシにしては腹部の凹凸が大きく顆粒状の突起が目立ち、頭胸部の先には長く黒い強靭な顎。
こ、これは…と動揺しながら何度も見返すとどこからどう見てもサスマタアゴザトウムシじゃないか!

手ぶらで探索していたのでケースなどなく、空気をそのまま包むように、かつ隙間の無いよう両手で捕獲。

いや、まさか関東以西といえどこんなとこで見つけるとは完全に想定外で、発狂する前にひたすら動揺してました。
やっと憧れのサスマタアゴザトウムシを自力で見つけることができました。


PB188731.jpg

Nipponopsalis abei
2013.11

こちらは以前知人に頂いた奄美産の雌


IMG_7922_n.jpg

雄にはその和名の由来となる漆黒の杈が、ある生き物を捕食するために発達したのであろう強靭な顎に備わっています。
これをどう使うのかいずれ検証せねばなるまい…


今回見つけた場所から察するに、やはりあいつらを探し回るために相当歩き回っているものと思われる。
でなきゃあんなとこにいないと思った。
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・・・。
もう言葉はいりませんな、このデザイン。
てか、ついに見つけたんすねー!おめでとう!さすが。

こんな生き物が、ちゃんと実在して日本にも生息していると言う事実!
実物見てみたいなぁ。
クマG様

ほんとに散散探しまくって漸くという感じです。
ただ、山梨でも幼体を見つけていたことが最近分かったので、正確には2個体目ということになりました。

関東以西という分布、関東では何県で記録があるのかちょっと調べておきたいです。
めっちゃ格好良いっすよ!!




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2009年 Richo R-10
2010年2月~10月 お借りしていたOlympus E-500
2010年11月~妻のOlympus E-620を共同で。
2011年4月 先輩からE-510を格安で購入。
2013年5月 E-30。
2014年6月 Canon 70D



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