2011.02.17     カテゴリ:  日々 ordinary days 

   イメージ

5月の晴れ渡る青空の下、青梅の谷戸に生き物を探し求めた。森を吹き抜けるそよ風と木漏れ日の温もりはこの上なく心地よい。

そんな中、私達(正確には自分が)は道に迷い斜面を藪こぎして降りて行った。

せっかくバリバリにセットした髪の毛は枝によって崩れ、靴の中には土が入って不快になる。

そして漸く藪を抜け出たと思えば今度はどろどろの湿地。

元の道へと戻るために仕方なくウエットランドを歩くとフギャー!という声。

哺乳類でも踏んでしまったかと思いめぐらしているとそこにはオリーブ色の細い体。

声の主は青大将だった。

「体踏んでるんで頭探して下さい!」

「あれ、なんか見当たりません。。」

青大将の体は思いのほか大きかったようで、想像から察する長さとは違ったために推測しきれなかった。

「あ、ありました!」

と、掴んで持ち上げてみれば普段見る大きさをかなり上回っていた。

自分の頭より大きな鳥やら哺乳類やら食らってきたのだろう。

頭は縦にも横にも幅があり、伸ばしてみれば160㎝を優に超えていた。

私達はそれを撮影すべく頭を押さえたまま持ち運ぶ。

躍動する筋肉のうねりをその手に感じながら移動していると、所々光が林床に届いている薄暗い場所を見つけたので、そこに放して撮影することにした。

安息の時を奪われ、陽を背に浴びるには暗い林内へ移動させられた青大将は私達に噴気音をあげ、近付けば怒りを露わにして口を開け咬み付こうとしてくる。

経験則で、咬まれればこの大きさの青大将だととてつもなく痛いことが予想されるので、咬み付かれない距離を保ちながらその間の空気を詰めていく。


自らの思い描くイメージへと近づけるために。





P1012671.jpg




tutuo.jpg


素敵な文章と写真を載せている月光守宮さんのブログはこちら→月明かりにヤモリ


この青大将の写真を載せた記事はこちら→アオダイショウ
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生き物に夢中になる生き物屋。いいですね~、素敵です(笑)

私もかつて撮られて、某ブログに無断で載せられたことありますが(汗)、上手い人が撮ると臨場感にあふれていて、おもしろいんですよね。ああ、俺傍から見てこんなことやってんだって(^_^;)

生き物屋写真もいっぱい撮っておけばよかったと思う今日この頃です。
ひたきさん

密かに撮りためていたりします笑 

あの写真は恐らくひたきさんとどなたかなのだろうなぁと思ってましたがやはりそうでしたか。手前側ですよねw
あの写真を見た辺りから生き物屋写真
って良いなぁと思い、撮り始めたような気がします。

ちなみに僕mixiでちゃんとMさんから許可頂いてますんで無断ではないですよ笑
ただ事務所的に顔だしは許可できないとのことだったんで目線を隠さなければならなかったのですが、ただ怪しいだけの人になってしまったので暗くしてコントラストあげて分からないようにしましたw
うほっ、ずいぶんと素敵な感じに仕上げていただいたようで^^
目線を隠した「素●モノ」的な変態写真かと思いきや、コントラストが効いていてドキドキします(笑)

生き物屋写真良いですよね。
ボクなんかだと身近にいろんな分野の生き物屋の諸先輩がいて、こういった姿をみてこの世界にハマったんだなぁと「あの頃の自分」と「今の自分」を重ねて、とても不思議な気持ちですねぇ。
月光守宮さん

やっぱり格好良くしようと思ったら眼隠しは無しだなぁという結論に至ったわけです笑
でも素○モノっぽい雰囲気もそれはそれで好きでしたけどw

普段温厚な先輩が狂気じみたテンションでオオゲジを採集していたり、逆に普段ハイテンションな人が何かに夢中になると無言になったりと、そういった姿を見るとこの生き物ってそんなに素敵な生き物なのかー!とか思ったり。

でもいざ自分がその立場になると確かに不思議な気分ですね。背中を見ていた時代から生き物を見るようになったのはいつ頃からだろうなぁ...




プロフィール

ジーク

Author:ジーク
そろそろ30歳が見えてきた

こちらでもカニムシヤザトウムシなどいろいろ書いています。→ホームページ

僕が関わった本が発売されました。素晴らしい内容だと思いますので是非。
超拡大で虫と植物と鉱物を撮る—超拡大撮影の魅力と深度合成のテクニック (自然写真の教科書1)

こちらにもたまに投稿しております→WEB自然図鑑
名前はここと変わらずジークでやっておりますので宜しくお願いします。

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妻のRoccoの細密画作品

細密画『ニホンマムシ』
細密画『日本のカエル4種』

【最近のお気に入りの生き物】

ケアシザトウムシ

キタカミメクラツチカニムシ

ツムガタアゴザトウムシ

サスマタアゴザトウムシ

ウエノコンボウマルトビムシ

※使用カメラ
2009年 Richo R-10
2010年2月~10月 お借りしていたOlympus E-500
2010年11月~妻のOlympus E-620を共同で。
2011年4月 先輩からE-510を格安で購入。
2013年5月 E-30。
2014年6月 Canon 70D



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