2011.07.30     カテゴリ:  昆虫綱 Insecta 

   一仕事終えた後のあの表情

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5月は中旬頃、日ごろお世話になっている方より教えて頂いたウマノオバチの住む林に出かけた。
まだそれほど暑くもなく、谷戸を吹き抜けていくそよ風が本当に心地のいい時期だ。
電車とバスを使って自宅から40分程で着く身近な場所。

8時頃林に着き、早速クリの木を見て回る。

早速長い尾っぽ(→写真)をぷらぷらさせたウマノオバチが飛んでいるのが視界に入った。

ウマノオバチはシロスジカミキリというとんでもなく極悪人のような顔をしたでっかいカミキリを寄主とする寄生バチなので、こうした栗林で日中シロスジカミキリの幼虫に産卵するため、どこにいるか偵察しているのだ。

クリの木に大きな穴が開いた場所を見つけると、ウマノオバチはその穴の周りに着地し穴の中に幼虫がいないかチェックし始める。そのファーストコンタクトが上の写真だ。




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ちょこちょこと歩いているアリに警戒しながら徐々に穴に近づいていき、頻りに触角を動かす様はいつ見ても可愛らしい笑


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入口まで来ると更にスピードを緩め、慎重を期して穴の中へと入って行く。この時が以外とやっかいなようで、アリが出入り口付近でウマノオバチを攻撃して懸命に追い出そうとしている姿をよく見る。しかし、数自体は然程でもないのでウマノオバチはたまにいてっっと言っているかのような仕草を見せつつ中へ中へと進んでいくのだ。


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一通り調べ終わるとまたアリの襲撃に逢って物凄い勢いで穴から出てくる。これを見たいがために穴から出てくるまでずっと張ることもある笑 まあそれだけのためではないのですが。。



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この後産卵行動を見るためまた別な場所で穴の中に消えていくウマノオバチを観察。
しかし、さっきの個体もこの個体もなかなか産卵しようとする様子が伺えない。時間帯の問題だろうか。。
去年も見れなかったので今年こそはとお思い、先程のウマノオバチをずっと張っていたのだが、この個体は何故か穴から出てくることなく終ぞ1時間も経過してしまった。
アリにでもやられてしまったのだろうか。


産卵が見れないとどうにも締りが悪くて嫌ですが、いつかは見れるものと信じてまたチャレンジいたしやす。


ちなみにたまに見られるこの下の行動、何の意味があるのだろうか。

齧っては休み、また齧っては休みの繰り返しで結局どこかへ飛んで行ってしまう。
撮影していない時でも飛んでいくことが多いので撮影による刺激ではないと思うのですが。。

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しかも齧り終えた後はこんな表情までしておきながら・・・

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ウマノオバチ Euurobracon yokohamae

2011/5 東京都 Olympus E-510
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2013年5月 E-30。
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