2014.01.13     カテゴリ:  トビムシ目 Collembola 

   トゲトビムシが雪上に・・・

PC019182.jpg

ツチトビムシ科の Isotomidae gen. sp.
2013.12 岩手県

日本海側の多雪地帯ではツチトビムシ科のクロユキノミ、ケントビムシ、ババユキノミが代表的な種としてあげられるそう(富山市科学文化センター研究報告第30号(2007))で、この個体もツチトビムシ科。

雪の積もった林内を歩くと数多くのトビムシに出会う。
だいたいは上の写真のような姿形をしたツチトビムシ科の仲間なのだが、先日岩手県の標高700mくらいのところで調査をしていると雪上を凄い数のトビムシが歩いているのを目にした。
しかもでかい。

これはもしやと思って見てみるとやはりトゲトビムシ科の一種だった。(下の写真がトゲトビムシ科の一種で2013年5月に群馬県で撮影。)
かなり大きな種類で1cm弱ある。

しかも次から次へと歩いてくるものだから目移りしてしまいそうだったがここは仕事中なので我慢・・・

調査後に十数分でどさーっとかき集めて採集してみたらなんと50匹以上も採れた。
また、斜面下側の木の根元が苔で覆われているところにもかなり多くいて、手でささっと篩い落とすとたくさんのトゲトビムシが雪上に落ちてくる。

いつもは山地の樹皮下や石下などでよく見るのだが雪上にこんなに出てくるとは思わなかった。
しかし次の日にまた同じ所に行ってみれば今度は全く見かけなくなってしまった。

初日がしばらくまとまった降雪がなく、天気も良かった日だったので条件が良かったのかもしれない。
また近くにはカラ松林があり、多くいたのは開けたところで林内にはあまりいなかった(カラマツの根元にはいたけど)。


P5053148_201401132324060e6.jpg

リンク先のⅢ月紀のrichooさんの記事でも寒冷期にやたらと見かける事が多いという内容を書かれておりましたがまさにそんな光景。樹皮下以外でこんなに見たのは初めてです。
あんなにたくさんのトゲトビムシが雪上を這っている光景、写真撮りたかったなぁ~。
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