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2017.12.22     カテゴリ:  軟甲綱 Malacostraca 

   トウキョウコシビロダンゴムシ

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Spherillo obscurus
2017.12

ある方を通してお知り合いになった方に案内して頂き撮影した個体。
(その節は大変お世話になりました)

いつも通っている里地にはコシビロは
セグロコシビロダンゴムシのみが生息しており、こちらはまだ見たことがありませんでした。

Karasawa et al. (2014)でトウキョウコシビロダンゴムシ・セグロコシビロダンゴムシのパーツごとの形質などを詳細に確認でき、トウキョウ・セグロについてはこれを元に同定が行えますが、雄の形質を見なければならないので注意が必要です。このような論文を待ち望んでいた方も多いのではと思います。
Spherillo sp. (シッコク)についても少し触れられています。

最近はあちこち行った際にダンゴムシを探すのがとても楽しみで、その可愛さ、格好良さはもとより落ち葉をガサガサしてオカダンゴムシ以外のダンゴムシの姿が見えた時になんともいえない嬉しさが込み上げてきます。


話が変わりますが、ストロボに取り付けるディフューザーを少し改良してトリミングなしの、被写体とかなり近い状態で撮影するときのテカリをだいぶ抑えられるようになりました。カニムシやササラダニなどはまだまだ対応しきれないのですが、こうして改善されていくとまた一昔前に撮影してきた生き物を全て撮り直したい衝動に駆られて無限ループにはまっている気がします。
買い物をしていてもディフューザーに使えそうな素材があるとつい目移りしてしまうほど。
自分に合ったライティング方法を模索するのは悩ましくもありますがとてもワクワクします。

KX-800は3代目を購入。1代目はフル発光しかできなくなって放置しており、2代目は補助光が点滅or付かない状態に。
沖縄では惜しいシーンを撮り逃してしまって悲しい思いをしたので、年末年始の遠征に備えて購入してしまいました。
今度の遠征は同じく土壌動物を撮影しているいろんな意味での超人と1週間出掛けてきます。

2017.12.09     カテゴリ:  トビムシ目 Collembola 

   ヤッコソウとアヤトビムシ

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ヤッコソウ Mitrastemon yamamotoi
2017.11 沖縄本島

晩秋に見られる植物で、光合成をせずイタジイなどの根に寄生し栄養を吸い取ることで知られています。
予備知識として蜜を求めて動物が来ることをどこかで読んでいたのでなんとなく探してみると…

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中で動く触角と特徴的な毛が。

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アヤトビムシ科のトビムシが入っていました。どうも体は動かさず頭だけモゾモゾしているので蜜を食べている?ような雰囲気でしたが、真横から観察できず。他にも探してみたら数個体は確認できました。

Laowa 60mm F2.8 Ultra-Macro にチューブを付けて撮影。

2017.11.28     カテゴリ:  爬虫綱 Reptilia 

   沖縄遠征

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クロイワトカゲモドキ Goniurosaurus kuroiwae kuroiwae
2017.11 沖縄県

無事に帰ってきたものの、蓋を開けてみればかなりつらい成果でした。
ただ、最低限の撮影はできたのでなんとか精神を保っています。

最大の目標であったザトウムシの成体は目前にしてテンパりすぎて取り逃がしてしまい、相当落ち込みました。
現地では多くの方にいろんな場所を案内して頂き、特に洞窟は今まで簡単に入れる場所ばかりでしたので装備など改めて考える機会となりました。そして痩せなければと…
体を無理やり小さな穴に突っ込んで進んでいたら途中でビニテで固定していたはずのヘッドライトが落ちて真っ暗な中降りる羽目になったり、スマホを落としてかなり焦ったり。一眼などは途中で置いていかざるを得ない場所もあり、難しさを痛感。

それにしてもあの神秘的な姿はほんとうに神々しく、見つけたとき数秒は固まってしまいました。眼が退化して無くなっており、脚は異常な長さで体色はかなり薄い黄色。テンパるのも無理はないと言い聞かせながら次回の計画を練っております。

写真はヤンバルの沢に入ろうと準備していたら知人が見つけた完全尾の幼体。こんな生き物が森にいるなんて、何度も見てはいますがいまだに現実感が湧きません。

2017.11.14     カテゴリ: カニムシ目 Pseudoscorpionidaヤドリカニムシ科 Chernetidae 

   オオヤドリカニムシ

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Megachernes ryugadensis
2017.11 和歌山県

沢沿い斜面の、掘っても掘っても途方もなく石が重なっているガレ場で見つけた個体。
普段見慣れた関東や東北の個体より形態的に四国の個体に似ている。

本種はネズミの体表面やマルハナバチの巣などからも記録があり、僕自身今までネズミに便乗している個体を仕事柄よく見ています。リター層のシフティングやネズミが出入りしているところでの石起こし、洞窟内の探索でも見つかるようです。

頭胸部の二本のライン状の溝が特徴の一つ。
大型で武骨で腕が太くて艶消しでネズミに便乗する大好きな種です。

2017.11.13     カテゴリ:  昆虫綱 Insecta 

   おけら

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ケラ Gryllotalpa orientalis
2017.10

野外で仕事をしているときに水辺を泳いでいた個体。
水陸両用で飛ぶこともできるケラはなかなか狙って探しづらい昆虫なので、思わずケラを手に握りしめたまま仕事。
そのままビニール袋に入れて持ち帰り、現在腐葉土に入れて野菜など与えて飼育中です。

ケラと言えば、土の中で「ジーーー」と鳴きますが、部屋の電気を消してしばらくすると、「ピッ、ピッ、ピピッ」とカネタタキのような音で鳴いていることに気付きました。初めは他の虫の声だと思ってたのですが、どう聞いてもケラのケースから聞こえます。
ネットで調べてみてもなかなか出てこず、ここ数週間家にいなかったのでちゃんと確かめるためできれば録音したいところ…

それにしても見れば見るほどに愛くるしい姿をしており、撮影しているうちにどんどん好きになってしまいました。
また、姿形はもちろんのこと、動きがとにかくモグラそっくりで自分の中では収斂進化の典型的存在です。

写真は全てLaowa 60mm F2.8での撮影で、アップの写真は20mmチューブを挟んでいます。

ところで和歌山遠征での連日の朝から晩までのガレ場掘りで完全に腰をやってしまいました。
ぎっくり腰的な痛みで特に左側が酷いです。恐らく右手主体で岩などひっくり返しまくっていたからでしょう。
更には今日の夜中から痛風を発症してしまい、ダブルパンチで体全体がボロボロです。現場仕事がやっと終わったと思ったのに…
そんな状態で来週から今度は沖縄本島です。

2017.11.05     カテゴリ:  日々 ordinary days 

   和歌山遠征

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2017.11.1

今日和歌山遠征から帰ってきましたが明日から月曜まで新潟に出張。
ガレ場掘りで腰をやってしまってぎっくり腰のような状態に…
1つ回れなかった箇所が出てしまいました。
もう学生の時のような動き方はできないんだなぁと汗

1つ副産物的に物凄い良い記録を出せたので短報にすることに。
それ以外にも今まで撮りたかったけどなかなか出会う機会のなかった種が多く、また関西での初フィールドだったので初見の種が多くて新鮮でした。

目標の種は雌しか見つけられなかったので近いうちに再訪せねばと思っています。

写真は緑色に輝く美しい滝つぼ。

2017.10.28     カテゴリ:  日々 ordinary days 

   あまのじゃくとへそまがりさんの作品集

知っておられる方も多いとは思うのですが、革で様々な作品を製作されている"あまのじゃくとへそまがり"さんが
作品の写真集を出されました。

WANDERING ANIMALS:あまのじゃくとへそまがり作品集
あまのじゃくとへそまがり
東京書籍
売り上げランキング: 147,170


あまへそさんチョイスによる生き物をモチーフにした精巧な作りの作品は見ても触っても素晴らしく、イベントなどでも常に人だかりができてしまうほど。
小銭が入ったりチュッパチャップスを入れられたりするほんのちょっとの実用性があるのがまた良い味を出しています。

イベントなどでは持っていける数は限られていますが、いろんな作品を一気に見られるのはこの本だけですのでぜひ手に取って見てみて下さい。
どこで知り合ったのかよく分からないモデルのトーマスさんがまた良い雰囲気を醸し出しています。

結婚式では特別仕様のイソカニムシを製作してもらって我が家では家宝になっています。321.jpg
(嫁の花冠についているのは蛾売りおじさんに製作して頂いたイブキスズメ)

イソカニムシ、アカツノカニムシ、カブトザトウムシ、ツノトンボ幼虫の4点の写真を提供いたしました。

あまのじゃくとへそまがりさんのHPはこちら→http://amaheso.simdif.com/


プロフィール

ジーク

Author:ジーク
そろそろ30歳が見えてきた

こちらでもカニムシヤザトウムシなどいろいろ書いています。→ホームページ

僕が関わった本が発売されました。素晴らしい内容だと思いますので是非。
超拡大で虫と植物と鉱物を撮る—超拡大撮影の魅力と深度合成のテクニック (自然写真の教科書1)

こちらにもたまに投稿しております→WEB自然図鑑
名前はここと変わらずジークでやっておりますので宜しくお願いします。

Copy right (C) 2009-2017 ジーク(Jiku). All rights reserved.

連絡先はこちら↓
Email adress:kuroishibaken22@gmail.com


妻のRoccoの細密画作品

細密画『ニホンマムシ』
細密画『日本のカエル4種』

【最近のお気に入りの生き物】

ケアシザトウムシ

キタカミメクラツチカニムシ

ツムガタアゴザトウムシ

サスマタアゴザトウムシ

ウエノコンボウマルトビムシ

※使用カメラ
2009年 Richo R-10
2010年2月~10月 お借りしていたOlympus E-500
2010年11月~妻のOlympus E-620を共同で。
2011年4月 先輩からE-510を格安で購入。
2013年5月 E-30。
2014年6月 Canon 70D



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